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惣菜コンサルティングの提案書 

 スーパーマーケット研究室からのSOS。

食品スーパー向けの業績改善コンサルティングは、方向として正しいと思う。
3~4年前に比べると惣菜部門もパワーダウンしてきているが、他が悪すぎるから業績アップの牽引車になるはず。日本人のライフスタイルから考えても、惣菜強化は食品スーパーにとって必然だと思う。

 しかし、3ヵ年にわたる壮大なコンサルティング・プログラムは、油断すればとんでもないボリュームになってしまう。実際持ち込まれたコンサルティング提案は40ページ近い壮大なもの。背景説明から丁寧につくってはいるが、詳細説明すればいいというのは“作り手”発想。
 
 取り組みテーマとして
  1)商品計画、2)売場づくり 3)オペレーション 4)人材育成 5)具体的な商品開発

の5つを掲げたのはよいが、中項目がそれぞれ7~9個あるから、細かすぎて見る気になれない。
ファスト・アプローチで詳細説明する必要はないはずであり、もっとザクッと説明すべきとアドバイス。
 担当コンサルに提案書をつくらせると、想いが強すぎてクライアント企業が見えなくなっていることがある。
それから、スケジュールに線表を使うとごちゃごちゃしがちだから要注意。思い切ってステップにくくって図解した方が分かりやすい。

 顧客視点に立った見やすい提案書づくりは、どんな業界、どんな会社でも重要だよね。

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名前を晒すということ 

だんだんネット上で名前をさらすことに抵抗感が薄れてきています。
最初はチャットに必要だったからハンドルネームを考えて、
捨てハンのつもりだったものもコミュニティができてくると、
個人の特定が必要になってコテハンになっていったように思います。
私は年配の男性ですが、チャット上で中学生と話をしていたら
中学女子に間違えられたりして、なかなかおもしろい体験もしたものです。
女性キャラをつくって、こっそりマーケティングリサーチに活用したりなんてことも
クライアント先でその話をしたら「えっ、ネカマなんですか」ってマジに言われて(笑

Facebookの登場でやむなく実名をさらすことになったのですが、今度は
動画全盛で、ビジネスには個人を晒すことが重要なんて話になってきました。
最近ちょっとWebカメラが気になっています。

自己紹介 

 watsanです。社会に出てからずっと組織コンサルタントに所属する経営コンサルタントで、現在は営業企画担当としてマーケティングに携わっています。
 私が新卒で入社したあたりは、日本経済も“イケイケどんどん”の時代で、ライフスタイル誌に「贅沢は素敵だ!」なんて特集が組まれていたのを覚えています。

 もともと好奇心が強かったので、その時代その時代の新興ビジネスを、コンサルタントとしてサポートしてきました。根が「くいしんぼ」なので、食に関係するビジネス中心に仕事を選んでいました。米不足が社会問題だったときはブランド米の売り込みをコンサルティングして広告代理店のまねごともしました。それが縁で、後になってお米屋さんやおにぎり屋さんの業態開発を仕掛けたりもしています。

 規制緩和で地ビールが解禁になると「ブームの仕掛け人」なんて言われたこともありました。このブログもスタートは、大好きになったビールに関して、せっかく集めたうんちくを埋もれさせるのがもったいなかったための開設でした。ビールサイトから仕事サイトにリニューアルしたあたりから方針が定まらず迷走していますが(汗

 ビールビジネスはレストランとの縁が深いので、飲食バブルの時代を中心にレストラン開発のプロデュースをしたりミステリーショッパーの初期に仕組みを作ったりしましたし、東京がホテル戦争と言われたあたりからは、ホテル関係の、これはホテル業界の大長老に知己を得て、ホテル総支配人の教育プログラムづくりに参画したりもしています。

 長々と自己紹介して申し訳ありません。なぜ、こんな個人の話から入ったかと言うと、私の問題意識を語る前に、そのバックボーンを知っていただきたかったからです。
 
 ホテル業界での総支配人教育に夢中になっていた頃、国は経産省を中心に「サービス産業の生産性向上」プログラムに着手しました。日本国経済が強くなるためには、「就労人数の多いサービス業をもっと元気にしなければならない」という考え方は正しいのですが、名だたる民族系の大手コンサルファームが入れ代わり立ち代わり研究しながら、はかばかしい結果が出ていません。

 それは大前提を勘違いしているから。「これまでの常識が、これからの非常識であること」に気がついていないからだと思うのです。私には、日本のサービス業を強くするためのアイデアがあります。

 実際に自分の、クライアント先での仕事体験の中で悩み気がついたことなので、まずは間違いないと思っているのですが、きちんと体系化されたものではないので、ブログにすることで整理していきたいと思います。
 よろしければ、お付き合いください。

 

お客様の観察(リーン・ソフトウェア開発と組織改革から) 

(メアリー&トム・ポッペンディーク著アスキー・メディアワークス刊「リーン・ソフトウェア開発と組織改革」より本文引用P130)
エスノグラフィーについて、アイディオ社のGMであるトム・ケリーが次のように書いている。「人の行動を観察し、人が物理的および感情的にいかに製品やサービス、空間とかかわるかを理解することによって、新しい学習と知見を組織に取り入れる。」ケリーはフィールドワーク(実地調査)こそが設計において最も重要なステップだと確信している。

顧客視点がとても重要です。

トヨタ生産方式(リーン・ソフトウェア開発と組織改革から) 

(メアリー&トム・ポッペンディーク著アスキー・メディアワークス刊「リーン・ソフトウェア開発と組織改革」より本文引用P67)
アダム・スミスがピン工場での工程分離について執筆して以来、分業は生産性を向上させ、専門性の高いことはいいことだという認識が広く受け入れられてきた。幸い、この「事実」は、トヨタの大野耐一の登場によって消えることになった。大野は、多能工と段取り替えの容易な機械によって、スペシャリストによる分業よりも生産性の上がるシステムを考案した。これがうまくいくのには2つの理由がある。1つは、リーンシステムは多品種生産など多様性を吸収するように作られていること、もう1つは、作業者がいい方法を見つけるたびにシステムを改良できるように作られていることである。

 接客サービスをシステムと捉えれば、サービスの生産性をあげるためにトヨタ生産方式を活用できるのではないかと思う。常に状況対応しなければならない接客サービスは、多能工と段取り替えの世界に似ている。
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