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反イールドマネジメント 

 航空業界で始まったイールドマネジメントは、需要を細かく予測し歩留まり管理によって利益を最大化しようとする販売方法です。例えば飛行機の座席やホテルの客室は利用があろうとなかろうと運営費はほぼ同じだけかかります。空席があろうとなかろうと飛ばなければならないし、満室だろうがなかろうが一晩たってしまうからです。利用の無かった客席や客室は確実に腐ってしまう。
 だったら安くしてでもお客様を詰め込んだ方がいいということになるのですが、全部安くしてしまうと利益の最大化が図れない。高く買ってくれそうなお客様の分は残しながら、適切なタイミングで複数の価格帯を用意します。
 高く売れるものは高く売り、残りそうなものを安く売って売れ残らないようにするというものであったはずですが、実際には安売り競争になってしまった。リーマンショックあたりからのデフレスパイラルで先行き不透明な不況が続く中、1000円ジーンズや250円弁当と同じように、航空料金や宿泊料金は安くして当たり前のイメージが定着してしまったのです。
 加えて共同購入で、ラグジュアリークラスのホテルやレストランがスリーランク落ちぐらいで利用できたりしますから悪夢です。安売り合戦に引きずられて日本人の値ごろ感がマヒしてしまったのだと思います。出血大サービスによって企業売上をキープしている状態は異常で、経済は成長しているのに企業は体力を消耗し労働者は賃下げに甘んじなければなりません。家計を切り詰めているからお金を使わないのでモノやサービスが売れず、どんどん負のスパイラルに落ちていく。
 イールドマネジメントそのものは効果的な経営手法なのですが、それが値下げ競争のみに機能しているところに、今の日本の不幸があります。低価格ゾーンにはぎっしりコンペジターが詰まって競争しているのに、高価格ゾーンがスカスカといったらイメージでしょうか。付加価値をあげて値段以上の魅力をつくる。その覚悟がサービス業の経営に求められているのだと思います。


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